いなかの主婦よりもの申す

地方在住いち主婦の気になるニュース論

台風に備えを


大型台風が近づいてきています。


私のいま住んでいる場所は地方の山間部で台風の進路にかかっているのですが、夫や義母はわりと楽観的で、家の周りの片付けや必要な物の準備などは殆どせず、「この辺は昔からあまり台風被害がないから」とのんびり構えています。


内陸部なので沿岸部に比べれば影響は少ないであろうという理屈は分かるのですが、それでも海外でも騒がれるほどの規模であること、そして元来が心配性なこともあり、私ひとりが昨晩からソワソワしっぱなし。

更にタイミング悪く体調不良で買い出しに出られず、いま家にあるもので当座をしのぐことになりますが、いざあれこれ想定して準備しようとするとやはり足りないものだらけ。

いかに「日頃からの備え」という意識が低いかということを痛感します。


まず、我が家には猫がいるので可能であれば猫を連れて避難したいところですが、現実的に可能なのかどうかもしっかり確認出来ていません。

しかもリードやキャリーケース、フードの準備はしてあっても、携行可能なトイレやシート類が未購入。ずっと室内飼いなので簡単に外で用を足してくれるとも思えず、もはや完全な準備不足、避難をした先での現実的な行動イメージが全く出来ていないのです。


また非常時用リュックの中身も再確認しているのですが、「これがあると便利」とされているグッズは多々入っていても、家で使うのかはたまた持ち出して避難所で使うのか等シチュエーションによって、また季節によっても必要な物は異なるので、そういう意味でパーフェクトな内容を目指すのはなかなか難しいと感じます。


そして最大の懸案事項は、自宅1階の大型掃き出し窓に雨戸やシャッターがついていないこと。

自分の家の敷地内は片付けられても周囲には空き家も多くあり、飛来物に見舞われる可能性も高い中、無駄に大きい上にガードのない窓があるというのは脅威です。

覆い切れるだけのダンボールもなく、出来ることと言えばせめてロールカーテンを下ろしたままにすることぐらい……割れてしまえば終わりですが。


東日本大震災の被災地となった地域に生まれ、子供の頃から幾度となく地震や災害に見舞われてきたにも関わらず、この体たらくは情けない限りです。

改めて、経験を教訓として活かす努力と工夫をしなければなりません。

運良く今回の台風をやり過ごすことが出来た時には、最優先で上記の問題解決に取り組みたいと思います。



こうした非常時には誰に自分勝手と言われようとワガママと言われようと、まずは可能な限り自分と家族の安全を最優先すべきと考えますので、生命に関わるお仕事に従事されている方々以外は明日は皆さん在宅の上、台風の状況を注視するのがベストではないでしょうか。

「不要不急」なものって実は結構多いです。業界及び企業のトップの方々は、手遅れの一大事になってから騒ぐ羽目にならないよう、早めに安全・生命最優先の決断を行い周知して下さい。


被害が最小限に留まること、大切な命が奪われることがないよう祈るばかりです。

くれぐれもご注意、ご自愛下さい。