いなかの主婦よりもの申す

地方在住いち主婦の気になるニュース論

それでも上がらぬ投票率

これだけ庶民をバカにした政治をされては、もう放ってはおけないぞ!

という憤りにより、少しは上がるかと期待してみた今回の参院選投票率でしたが、「選挙全く興味なし」派の人々は予想以上の平常運行でした。

上がるどころか過半数を下回る有様…

西日本の悪天候による影響も多少はあったかも知れません。



個人的にはどこに肩入れというよりも現在の一強体制をなんとかしたいという思いがとにかく強いのですが、同じ思いの方々もおられたのか多少は自民の議席は減りましたが依然として優勢ですね。

私からすると不思議です。

ほかに投票したい人(党)がない、という理由での票が一定数あるとして、それでも自民に入れるということは「長期政権による奢りと怠惰の結果の現在の欺瞞と忖度に塗れたやりたい放題政治」を良しとする、または問題視していないという意思表示に結果としてなるのだと、果たして本当にそう理解して投票しているのか?



それにしても投票所に足を運ぶ度に目にするのはご高齢の方ばかりという状況、近い将来団塊の世代がこの世から消えたならばこの現行の選挙システムというのは一体どうなってしまうのだろうと考えざるを得ません。


時代と政治の恩恵を受けて多くが悠々自適だった世代がいなくなれば、下に残るのはその割を食ったお金も夢も未来もない世代です。

人口ボリュームはありますが、政治に期待していないので積極的に選挙に参加する人は少ない。

巨額な費用をかけて選挙をやったところで今よりさらに低くなる投票率で、果たして意味などあるのでしょうか。


現状で国民の半分が無視する選挙、国民の半分しか投票していない結果をもって「信頼を得られた」と言ってしまう人たち…それは何かおかしい。

国民がおかしいというよりも、その状況を理解しながら何ら対策もせず仕組みも変えず、ただ漫然と同じことを繰り返す国の方に問題があるのでしょう。

自分が生きている間さえ何とかなっていればいいという考えの人に政治に携わる資格はないので、ちゃんと国の未来を憂う能力のある方がどうにかしてくれるといいのですが。



今回、私がいま暮らす県と出身地である県はいずれも野党が一人区を制する結果となりました。

バックグラウンドや事情はそれぞれ異なりはするものの、少なくとも現状を良しとはしないという問題提起の役割の一端を担ったのではないかと思うと、何となく勝手に誇らしく感じられます。


しかも出身県で自民の現職を僅差で制して勝利したのは、私が学生時代にお世話になったご縁のある方。

その当時からもう20年近く。

いつも真面目でひたむきで、決して人を悪く言ったり欺いたりすることのない、背筋の伸びた凛としたあの佇まいは少しも変わらぬまま、努力の成果を手に古巣を離れ、故郷の代表として国会へと向かう彼の方を、私は心から応援します。

お会いすることは難しいと思うのでこの場を借りてひっそりと、本当におめでとうございますとお伝えをさせて下さい。