いなかの主婦よりもの申す

地方在住いち主婦の気になるニュース論

統計改竄は「小さなこと」


厚労省の統計改竄問題を受けて大変遺憾でいらっしゃるという某氏のご発言。


「国の信用が小さなことから崩れるのは避けなければならない」


厚労省職員の単純ミスで数字をちょこっと間違えちゃったエヘヘ、なんてレベルの話だとでも言いたいのでしょうか。

国民を見下すのは結構ですが、さすがに今回の件の内実が国家的詐欺であることぐらいはみな分かっていますよ。


いつもまるで自分は全くの無関係であるかのようなすっとぼけた態度、ホントに恐れ入ります。

人を小馬鹿になさる割に、大事にしたいと仰る国の信用をご自身の不用意かつ不誠実なお言葉で地に落としていることには気付かれないんですね。


いつも疑問ですが、家柄だの血筋だのお金持ちだのって、国の政治を担うにあたって本当に必要な資質なのでしょうか。


本気で国の行く末を憂い、無私の精神で奉職したいと政治家を志す人がたとえ多くいたとしても、日本では先立つものがなければスタートラインに立つことさえ出来ません。

高額な供託金は候補者乱立防止のためという国の言い分も苦しく、結局大金を持っているor金を集める能力に長けた人間が勝つのだと明け透けに言っているようなもの。


お金で成り上がってきた人間と、

人望で這い上がってきた人間と、

どちらが真に国民の為に仕事をしてくれそうかなんて、一目瞭然だと思うのですが。

人間性の優れた人にうっかり政治家になられると都合が悪いことでもあるのでしょうか。

血縁や利害にまみれた「お仲間」だけでずっと国を転がしていきたいんでしょうか。


そんな人たちの犠牲になるなんてまっぴら御免です。